久々に友達から電話がかかってきたと思ったら「お金を貸して」と言われて安易に貸した結果

久々に友達から電話がかかってきたと思ったら「お金を貸して」と言われて安易に貸した結果

パートをしている46歳の女性です。

両親と私の3人家族で一戸建てに住んでいます。

趣味は動物の動画を楽しんだり、料理をすることです。

最近は身の回りの整理をし、老後に備えています。

高校のときから付き合っていた友達にお金を貸す

高校のときに隣のクラスだった女の子と友達になりました。

いつも元気な人で、活発な子でした。

そんなところに私は惹かれて、遊ぶようになったのです。

しかし、高校を卒業してからというもの、音信不通になり、ほとんど会わない状態。

手紙もメールのやり取りすらしなかったので、私の記憶からその友達のことは消えかかっていました。

そんなある日、とつぜんその友達から家に電話がかかってきて、「お願い!お金を貸して」と頼まれたのです。

いきなりのことで驚きましたが、声の感じから切羽詰ったようでしたし、早くしないとマズいという緊迫感が伝わってきたため、貸さないといけないかなとの気持ちになりました。

「いくら貸してほしいの?」と聞けば、「30万円」と言います。

私は働き始めてからすでにその頃は50万円ほどの貯金があり、貸せないことはありませんでした。

自分を頼って電話をしてきたのだから貸さなければと思い、貸してもいいと返事をしてしまったのです。

1週間後、前によく会うために利用していたカフェで落ち合い、どのようなことに使うのか聞きました。

すると、「お母さんの入院代に使う」と言うので、それは必要だろうと貸すことにしました。

カフェから近くにあるコンビニのATMに付き合ってもらい、そこでお金をおろし、すぐに渡しました。

「利子を付けて、絶対に返すから」との言葉を信用し、私はお金を返してくれる日まで連絡をせず、ひたすら待ちました。

友達だからと安易に信用して貸しただけにお金が戻ってこない

高校時代には仲良くしてもらった友達だから、お金に困っているときは貸さないと気の毒だと思ってただお金をビニール袋に入れて渡しました。

借用書なども書いてもらうこともなく、「お金が貯まったら返して」といつまでに返してほしいと約束することもなく貸してしまいました。

30万円なので、すぐには返すことは難しいだろうなと思い、半年は待とうと思いました。

が、半年経っても電話もなく、手紙すら送ってきません。

さすがに1年なにも音沙汰がない時、「もしかすると逃げられたかも」とやっと事の重大さに気が付きました。

それでもどこか友達を信用してしまう自分がいて、こちらからは電話をかけませんでした。

病気のお母さんになにかあったのかもしれないので、騒げば精神的にも辛いだろうと思うとなかなか連絡ができないのです。

1年経ったら連絡しようと、あえて連絡をしませんでした。

それに、友達だったんだから、まさかお金を持って逃げてしまうこともないだろうという甘い考えが、友達も「返さなくてもいいかも」という気持ちにさせてしまったのかもしれません。

しかし、1年経っても友達からは連絡はありませんでした。

友達にお金を持ち逃げされて精神的に落ち込む

友達と思っていた人にお金をまんまと持ち逃げされた後、かなり精神的に落ち込みました。

まさか高校時代の一緒に遊び、悩みを相談しあった人にお金を返してもらえないばかりか、連絡すらしてこないなんて、いったい友達ってなんだろうと感じて悲しくなりました。

高校を卒業してから一度も会っていないのに、いきなりお金を貸す自分も悪いなとひどく反省しました。

でも、友達のお母さんが病気なのだから仕方がない、お金は諦めようと思っていた矢先、高校時代の親友から電話がかかってきたのです。

その子にお金を貸したことを話すと、「お母さん、元気だよ。

病気になんてなってないよ」と聞かされました。

嘘までつかれたことにショックを受けた私は、思い切ってお母様に会い、お金を貸したことを話そうと思いました。

しかし、お母様は関係ない。

あくまでも友達の問題なんだと思うと話せないのです。

それに、しっかりお金を貸したという借用書も決まりもなにも決めずにお金を安易に貸してしまった自分も悪いと思うと、お金を返してと騒ぐのもどうなのかと考えてしまい、騒げないなと感じます。

結局は友達を失い、30万円もの大金を失ってしまったことが辛く、毎日を暗く生きるハメになってしまいました。

人にお金を貸すときはもう1人介入してもらうこと

いくら食事を共にし、悩みを相談しあった友達であっても、安易にお金を貸すことはしない方がいいと反省しました。

お金を貸したら返ってこないんだと思うようにすることでひどく傷つかないと感じました。

そして、お金の貸し借りは友達を失うこともあるのだと考えるようにすることも大切です。

お金を貸す時にはきちんと借用書を書かせて、判子を押させる。

そして、もう1人、お金を貸したことを証明する人物を介入した方がいいと思います。

本人がお金を持って逃げてしまったときのために、弁護士なり、友達なりに介入してもらうことで、お金を借りていないとか、逃げてしまったときも対処の仕方をアドバイスしてくれたり、精神的にも心強い存在となると思います。

また、相手の親にも相談できる場合には、相談した方がいいです。

そして、本人にお金を返してもらえるのなら、そのように話をしてもらうこと。

逃げれるなと思わせないためにも、お金を貸すときにはどれだけ大変な思いをして稼いで得たお金なのか、そして、貸す人がどれだけ大切な人だから貸すのか、本当に信用しているからお金を貸すんだという気持ちを伝えることで、相手が逃げることなく、しっかり向き合って返す努力をしてくれると思います。

まとめ

いくら友達だからといっても、音沙汰がない友達からいきなり電話がかかってきて、お金を貸してほしいと言ってきた時点でおかしいなと思うことが大切だと深く反省した経験でした。

自分だから騙せると思ったのか、逃げればお金を返さなくてもいいと最初から考えていたのか、そう思うと、自分はそう思われる隙がある人間なんだなと感じ、それ以来、しっないといけないなと深く反省。

人にお金を貸すときは返ってこないということも考えて貸すことも大事だと思います。

いくら人を責めたところで、安易に貸してしまった自分にも非があるのですから。

お金の貸し借りは本当に注意しないと、大切なものを失ってしまうことになると思い知らされた出来事でした。

それ以来、安易に家族でも友達にでもお金を貸さなくなりました。

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